早朝1時に出発、兵庫.但馬を目指す。今回は何度も下った事のある川の、その上の源流が目的です。
矢田川(小代町)
3時30分に第一目的地、矢田川の再上流部到着。
車のライト消すと真っ暗闇で、川音以外何も聞こえない闇の中、仮眠を取り夜明けを待つ。
この川は但馬の屋根、氷の山、蜂伏山系から日本海へ流れている結構大きい川。中流域は、雪解け時期には水量豊富でダウンリバーが楽しい穴場的な存在。辺りが少し明るくなったので偵察開始。
1,5キロ地点に二股の滝(落差4,5メートル)滝壷左下がアンダーカットで注意。水位上がっても、飛び出しがカヤックギリギリで少しやっかいな所。
2,7キロ地点に砂防堰堤あり。ここは開けているので手前でポーテ-ジ可能。3キロ地点に崩れ堰堤。端が抜けていて越えられそう。
3,5キロ地点の川風景。スラロームが楽しい感じで、殆どこんな川相。
4キロ地点にある秋岡橋がテイクアウト。全体に、前半以外は傾斜角少なく、岩の間をスラロームするスタイル。只岩間隔ないのでピンニングに注意。
次ぎは支流の一つ、久須部川(観光地、久須部渓谷)へ。
最上部に久須部の大滝がある(落差10メートル)。
右にも8メートルの滝
滝下にある魚滝の宿(家族で経営していて、川魚料理やそばが旨い)
岸田川
春木トンネル(春木峠)を抜けて温泉町へ。昔、夢千代日記(吉永小百合主演)で有名な歴史のある湯村温泉。 から少し先にある。鳥取県境。上流部に漁協管理の養殖場(アマゴ、イワナ)からピットイン。
1,2キロ地点に吊り橋あり、渡ると奥に大滝あり。
岸田川の吊り橋
2,6キロ地点に砂防堰堤。かなり手前でポーテ-ジしないと危険。4,4キロ地点に崩れ堰堤。右端をシュート出来る。
そしてテイクアウト。但馬の川独特で、道路側は河川工事していて、少し趣向に欠ける。傾斜度少なく、岩ゴロゴロの川。
八木川
9号線を戻り、氷の山真下の八木川源流へ。氷の山国際スキー場から下を偵察する。
人の手が加えられて川が死んでいます。魅力無し。
そのまま峠越えで大屋町の大屋川源流へ。但馬と播州境のこの川は観光、釣りで有名。上流白滝下の川風景
この川も八木川同様、一部を除いて人の手入り魅力無し。
次ぎは、生野鉱山跡で有名な生野ダム(銀山湖)の下を流れる市川へ。
岩盤堅く、岩少ない滑らかな川相で変化少なし。支流の白口川が面白そうなので上流へ行く。上流部に砂防堰堤有り、越えられそうにない。その上に乙女の滝有り(落差6メートル)
1,8キロ地点に古びた橋、民家が見える。
2,3キロ地点で市川に合流し、公園でテイクアウトOK。
総じてどの川も雪解けが狙い目で、大雨後も良い感じ。秋以降の落葉後に、再度徹底してチェック必用。人の記憶はおぼろげで、日時が立てば忘れている。一瞬のスキが命取りになるので、源流はシビア。だから楽しいし、燃えてきますね。人の情報だけで無く、自分自身で足を運び、自分の脳にたたみ込む、そして感じる。その一瞬が自分を鼓舞させてくれる。今回は走行距離480キロ、徒歩10キロでした。