滋賀県大津より湖西道路を北上し、牧野を越え琵琶湖のほぼ最北端にあるキャンプ場。
キャンプサイトは琵琶湖湖岸の山を階段状に整地し自然をそのまま活かした広々とした開放感のあるスペースがあり、適度にある大きな樹木が丁度いい日陰を作っている。
リクライニングチェアで寝そべり上を眺めると木々の隙間から日の木漏れ日(こもれび)が何ともいい感じである。琵琶湖からの風がとても心地よい。
このキャンプ場のおすすめのポイントをいくつか紹介しておきたい。
まず近年のキャンプ場では滅多にお目にかかれない直火(石などで地面にかまどを作り、直接火を起こすこと)がOKということだ。
あれっと思われる諸氏も多いだろうが、防災上の配慮だろうが現状としては直火禁止のキャンプが多い。
キャンプ場にはそこらじゅうに大きな石や枝きれが落ちており、簡単にかまどを作って火を起こすことができる。
もちろんダッチオーブンなどで調理するのに最適であることは言うまでもない。
その他ペットノーリードサイトでは犬などのペットをリードなしで自由に遊ばせるスペースもある。通常キャンプ場ではペットの連れ込みOKでも、リード線で繋ぐことが義務付けられている。これでは犬は自由に走り回ることができない。ペットノーリードサイトではサイトの区画全体をフェンスで囲み自然の中でのびのびと犬を走らせることができる。ペット愛好家には嬉しい限りの配慮だ。
次に特記しておきたいのは、キャンプ場内のトイレがすごく綺麗で衛生的だとうことだ。
トイレのドアを開け中に入るとなんともセンスのいいBGMが流れてくる。トイレ全体からほんのりと木の香りがし、とてもリラックスできる空間になっている。
それもそのはずで壁が生木でできており、それからが香ってくるのである。トイレの中は隅から隅まで清掃が行き届いており、とても衛生的で綺麗だ。
これまでいろいろなキャンプ場を季節を問わず訪れてきたが、ここのトイレはその中でも1、2を争う綺麗さである。そして稼働いているのかどうかわからないがエアコンまで完備してあった。
常設テントサイトでは4人用レンタルテントをウッドデッキ上に設置してあり、テント無しでも気軽にキャンプを楽しむことができる。
常設デッキの前面には十分なスペースがあり、レンタルタープやその他のキャンプ道具を置くことができる。
気さくで親切な管理人さんが夜中までキャンプ場内にいて、キャンプ場内でのトラブルやアクシデントにも親切・丁寧に対応してくれるので、何かと安心だ。
とても人柄のいい管理人さんでした。
当日もキャンプ場から一番近くの釣り具屋さんを伺ったところ、非常に的確で解りやすい説明と地図を書いてもらい大変助かりました。
キャンプ場のすぐ前には美しい湖北の琵琶湖が広がり、釣りやレジャーには最適のキャンプ場である。是非とも今度は季節をかえて訪れてみたいキャンプ場である。
朝早起きし、子どもとキャンプ場の近くの琵琶湖に釣りに出かけた。まだ陽は昇っていない。
薄暗い中、湖面に目をやると透き通る湖面に吸い込まれる思いがし、なんだか不思議な感じがした。
時折なんの魚だろうか。あちらこちらで餌を食べているのだろうか。「ピシャ、ピシャ」と水面を揺らしている。
あたりがだんだんと明るくなってきて、湖面の水の色が変わっていく。普段決して見ることのない美しい風景だった。
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奥琵琶湖キャンプ場 電話番号:0749-89-0121
メールアドレス info@okubiwakocamp.com
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