河原で食べるインスタントラーメンの美味しいこと!美味しいこと!
ここ数十年来リバーカヤック(川下り用のカヤック)にはまり、週末になると各地の川へ行き、そこをダウンリバー(川下り)したり、川に点在するスポットで遊んでいる。
真冬の極寒期以外は、ほぼフルシーズンやっていることになる。
夏場を除いては、ほとんどが水温の低い状態でカヤックをしていることが多く、水から上がった後、本能的に温かいものプラス塩分が欲しくなる。
そんな時最も食べたくなるのが、アツアツのインスタントラーメンである。
コンパクトストーブとガスカートリッジにソロクッカーそれから水があればOKだ。
もちろんインスタントラーメンも忘れてはいけない。
当然のことだが、リバーカヤックはひっくり返ったり、グラグラしたり、沈脱(ひっくり返って、ロールで起き上がることができずにカヤックから脱出すること)をするので防水バッグに入れる前に、これらのものをタオルなどでしっかりまいて中身を守り、しっかりとカヤックのバックバンドなどに固定しておく必要がある。
そして昼時、カヤックでプレイした後、疲労と空腹感でフラフラ状態。
雫の滴る手でコンパクトストーブに点火し、お湯を沸かす。
待つこと数分水が沸騰してきた。
そこですかさず持参してきたインスタントラーメンを投入し、そしてまたしばらく待ちワッパーや箸などで適度にメンをほぐしていき、「メンが少し柔らかくなってきたな…」と思ったら、あらかじめ封切りしておいた、粉末スープをさっと投入。
一気に泡立ちコッフェルからスープがあふれそうになにりつつも、あわてずコッフェルの中を見守る…。
そしてスープがメン全体に適度にからみついた頃合を見計らってサッとコンパクトストーブの火を止める。
なんともいい匂いがたちこめ、思わずニヤ笑いを浮かべている自分がいたりする。
あとは、ハフハフといいながら無心に食するのみなのだが、ここであらかじめコンビニなどで一緒に買っておいた魚肉ソーセージなどをちぎって投入すれば、何とも豪華な「魚肉ソーセージラーメン」の出来上がりではないか。
あまりの美味さに感動してしまうほどだ。普段家でもインスタントラーメンはよく食べるのだがカヤックの後の河原で食べるは何者にも劣らない美味さだ。