カヤックを初めて、もう10本くらいのパドルを使ってきた・・・。
Oyaji殿に自分用にカスタム・メイドしたパドルをさんざん勧められたが、僕はメーカーの既製品モデルが好きだ。(これという理由はない)最初のうちはグラス製のストーレートパドルから始まり、ウッド製、カーボン製とだんだん高いパドルになってきた。というのも最初パドルは消耗品的な考えが僕の中にあり、「岩などですぐにボコボコになるのだから、丈夫で安いやつを・・・」と考えていたのだが、だんだんうまくなってくるにつれて、もっと軽くて、かっこいいパドルが欲しくなってきた。
気がついてみると、カヤックよりパドルの方に気がいくようになっており、実に様々なメーカーのパドルを物色してきた。
特にブレード、シャフトはカーボン・ケプラーの美しい網目の見えるものが大好きで、シャフトとブレードの境のないタイプ(シャフトの中央で繋いでいるタイプ)のパドルがいい。それがこのAT2(アドベンチャー・テクノロジー)だ。
このパドルを購入した7年前は、海外のフリースタイラー達の使用率は当時ダントツだったと思う。(今はわからないが・・・。)価格もダントツだったと思う。
また、AT(アドベンチャー・テクノロジー)というブランド名がかっこいい。ロゴマークもかっこいい。その下に、手書きで書かれているシリアルナンバーもいい感じだ。(現在シリアルがあるかどうかは不明)
同じ高級パドルメーカーでよく比較されるワーナーパドルがあるが、僕はあまり好きではない。
確かに軽く、丈夫でカーボン目も美しいのだが、ATに比べると、ブレードもキャシャな感じで、シャフトも握った時の重厚感がない。(あくまでも私的な見解です。)
エルゴノムのシャフトは手首にかかる負担を軽減してくれてとても良い。シャフトには適度な硬さがあり、強いキャッチが出来る。このモデル(スタンダード)の他に柔らかいシャフトのフレックスタイプのものもある。
ブレードはフォームコアカーボンでコアの入った少し厚めのブレードだ。
パドル本体の重量も1kgぐらいはあり、同じグレード(価格)のワーナーパドルと比べると、少し重いがするが、そんなことは全く気にならない。ブレード角は通常は45°だが、現在ではオーダーにより30°に変更することが出来るようだ。
もし使っていて、折れてもまた同じものを購入するだろうと思う。というのはこのパドルが既に完成しているからだと思う。
アドベンチャー・テクノロジー http://www.atpaddle.com/