水深のあまり深くなく、周囲が湖ほど大きくないものが池である。
その多くはため池(灌漑用水のための用水を確保している人口の池) が多いが、全く自然の池も存在する。
池の場合、水深が比較的浅く、ヨシ、アゼスゲ、カサスゲ、オギなどの挺水植物(ていすいしょくぶつ)が生い茂る場所で小動物や水生昆虫などが豊富に生息している。
学名:Aciagrion migratum
分類:イトトンボ科 ホソミイトトンボ属
細長くスマートな胴体で、胸部の側面と腹端が青い色が特徴である。
尻尾は細長く主にヨシ、アゼスゲ、カサスゲ、オギなどの挺水植物(ていすいしょくぶつ)が生い茂る池や湿地帯、水田などに生息している。
このホソミイトトンボは「越冬型」と「夏型」があり、越冬型は秋ごろに羽化した固体は越冬し次の年の春頃に交尾し産卵する固体と「夏型」は初夏に羽化し秋ごろまで見られる。
体長は夏型が約28mm~34mm、越冬型が約33mm~37mmくらいで越冬型のほうがやや大きい。
また体色も夏型が緑色で「越冬型」が写真のように鮮やかなブルーである。
学名:Rana catesbeiana
分類:カエル目 アカガエル科 アカガエル属
体長が11cm~20cmの大型のカエルで体色が暗緑色で黒色の斑紋がまばらにあるのが特徴である。
水草がある流れの緩やかな川や池沼に生息している。食性は肉食性で昆虫、魚、小型の爬虫類となんでも食べる。
また名前のとおり「ブオー、ブオー」とまるで牛の鳴き声のようである。日本では食用のために持ち込まれた外来種である。
学名:Oryzias latipes
分類:ダツ目 メダカ科
体長4cm 程の日本に棲息する最も小さな淡水魚です
古くから金魚と同様、観賞魚として、私たちに親しまれてきました。 田んぼの農薬の使用や生活排水、護岸工事や水路の整備などの開発で、数が減少しています。
流れの緩やかな小川の減少も原因の一つです。
学名:Anas platyrhynchos
分類:カモ目 カモ科
全長約60㎝ほどの鳥で比較的街中の水辺でも見かけることの出来る、私達にはなじみ深い鳥です。オスのくちばしは黄色、メスは橙と黒のくちばしをしています。オスは体色は、緑色の頭と首に白い首輪の様な模様があります。その他はうすい灰色と黒褐色の色をしています。メスは黒褐色の地に黄褐色の縁どりがあります。
冬にやってくる冬鳥です。水辺を好んで生息し、巣は水辺近くの茂みの中に作ります。食性は植物、穀物、貝などを食べます。
優雅に水に浮かんでいる姿をよく見ますが、水面は泳げても、水中に完全に潜ることは出来ません。鳴き声 「ガー、ガー」
学名:Nelumbo nucifera
分類:ハス科
主に湿地・泥池などで観賞用や食用としてで栽培されていて。地下の茎は私達に馴染み深いレンコン(蓮根)です。
ハスの名前の由来としては花托の部分が蜂の巣状になっているところから、蜂巣(はちす)→ハスとなったと言われています。
特徴としては葉は円形で大きく、撥水性があり、よく葉の上に水玉が溜まっているところをよく見ることができる。
開花期は7~8月で白またはピンク色のとても綺麗な花を咲かせる。
学名:Typha latifolia L.
分類:ガマ科 ガマ属
水辺に生える草で、池や川べりなどでよく見かけることが出来る植物です。
花期は夏で穂先にフランクフルトソーセージのような棒状の雄花穂、雌花穂があり、よく生け花なんかにも使われているのを見ます。
このフランクフルトソーセージのような穂がだんだんとほぐれていき、種をつけた綿のようなものになります。
これが風に飛ばされていって、落ちたところでまた芽を出します。
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