キャンプでの過ごし方には人それぞれいろいろな過ごし方があると思う。
はっきりとした目的を持ちキャンプに臨む人や、ただなんとなくキャンプ場に来てキャンプをしている人と実に様々だ。
前者のはっきりとした目的を持つ人の場合は、大体主体となる行事があり、宿泊するためのキャンプということになる。
例えばバイクツーリングやカヌーツーリングやダウンリバーなどがこれにあたる。
バイクツーリングの場合は休暇を利用して●●まで行こう!と事前に計画を立て行く先々のキャンプ場に泊まるといったスタイルが一般的である。
バイクに必要最小限のキャンプ道具を積みこんでキャンプ場で寝泊りしながら移動していく。
カヌーツーリングの場合はどこの川の区間でどこからどこまで何日で下ろうという計画を立てて、その日数に必要な食料やキャンプ道具などを用意する。
あとは気に入った河原などがあればカヌーを漕ぎ寄せて上陸してみるのもいいし、もちろんキャンプしてみるのもいい。
いずれにしても主体となる行事の余暇にキャンプは存在するのであって、より快適に過ごすためにはそれ相応の準備が必要不可欠である。
またキャンプ場では、極力ゆっくりと過ごすことをお奨めする。
コットなどに一日寝そべり、ゆっくりと空や周りの風景を眺めてみるのもいい。またファミリーキャンプでは、子どもとじっくり遊んでみるのもいい。日頃なかなかお子さんとのコミュニケーションがとれていないお父さん方はゆっくりとお子さんと向き合って話をしたり、遊んだりすることがいい。開放的なアウトドアでは遠慮はいらない。
そのためにも出来るだけ装備を軽微にし、その時間を作ることをお奨めする。
先に述べた主体性のあるキャンプの場合も同様である。
また夜は早めに寝て朝早起きしてみるのもいい。朝靄がたちこめる中、コーヒーを沸かして飲むととても美味しい。そしてゆっくりと朝靄が晴れてくるのを眺める。こういったこともキャンプならではの楽しみ方のひとつではないだろうか。