キャンプの計画を立てる場合には、まず「キャンプ場」、「滞在日数」、「参加人数」「どんなことをして遊ぶか」でいろいろとプランが変ってきます。
キャンプ場は日本全国にたくさんあり、その設備や内容も実に様々です。
調理器具のレンタルや炊事場、シャワーや温泉施設など、持っていくギアなどもキャンプ場の設備で大きく変ってきます。これらの情報はあらかじめインターネットやキャンプ場ガイドなどで調べておきましょう。それから滞在日数や参加人数によっても、持っていくギアや食料なども大きく変わってきます。
また時期などについても、夏場と冬場などは気温によって使用するスリーピングバッグ(寝袋)やテントのスペックなども変わってきます。
出かける前に自分でそれらのことをキチンと計画して、はじめて有意義で楽しいキャンプとなるのです。
やはりロケーションの良いところに、キャンプサイトを設置したいですよね。とくに夏場などはキャンプサイトの近くに水辺があると、とても楽しいです。
魚を捕ったり、泳いだり、釣りをしたりと、これぞ夏場のキャンプの醍醐味!
しかしながら水辺に近すぎるのは絶対に×です。なぜなら不意の増水(雨、上流のダムの放水)などにより、川などの水位はあっという間に増えます。
キャンプサイトから水辺までは適度な距離を保ちましょう。また山や雑木林などが近くにあるキャンプサイトでは、昆虫採集や自然観察など、大人も子どもに返って遊ぶことが出来きてとても楽しいです。
泊まりの場合これが結構重要になってきます。寝るという行為は次の日の遊びに大きく係わってくるからです。
快適に眠れることは、キャンプを楽しむため絶対条件です。寝不足だとせっかく素晴らしいキャンプサイトに来ているのに、その楽しさは半減してしまいます。ですから地面は平らなところを選びましょう。(ほんと重要です。)
地面が芝の場合だとフワフワした感じでテントを張った場合もとても寝心地がいいですが、水はけはあまりよくありません。雨などが降ると芝の地面はビチャビチャになり、なかなか乾きません。
また砂利の場合は芝に比べると水はけはいいですが、大きな石などが混じっている場合があり、横になってみると寝心地が悪かったりします。
テントを張ったら、横になって寝心地のテストをしましょう。そして一番いい寝心地のところにテントの位置を変えましょう。
夏場のキャンプの場合は木陰が一番いいです。朝、テントの中が蒸し風呂状態で汗だくになり、目覚めるなんてことにならないように。出来ることなら日陰でテントを張るようにしましょう。
木陰がない場合は、タープの下にテントを持ってくるという手もあります。
膝丈を超える草むらがすぐ近くにあると蚊が多いです。
キャンプサイトを囲むように蚊取り線香を四隅に置いても、蚊はやってきます。昼間、蚊は草むらなどで休み、夜になると明かりのほうへ飛んでくるのです。
出来ることならキャンプサイトは、草むらから少し離れた場所にしましよう。また夜は白色光の電池式のランタンをテーブルから離れた所に置いて、テーブルのガスランタンの明かりを少し落とせば、虫は白色光のランタンに群がるので、テーブルのほうにはあまり来ません。
夏場のキャンプには、虫刺されの薬は絶対必要不可欠です。
いくら蚊取り線香を炊いても、蚊はやってきます。特に夏場の夜はランタンの明かりと、あなたの吐き出す二酸化炭素に蚊は反応してやってくるのです。
またお酒を飲むと、二酸化炭素の排出量が増え、蚊に刺されやすくなります。
蚊に食われまいと神経質になってしまうと、キャンプは面白くないですよね。そんなときこの薬があると、蚊にさされてもスーっとして気持ちいいです。地味ですが、あるのと、ないのとでは全然違います。
駐車スペースからキャンプサイトまでの距離などは、とても重要です。
いったんキャンプサイトへ入っても、なにかしらの用事(昼間の移動や食料の買い足し)などで車に行くことが結構あるからです。
オートキャンプ場のように車のすぐ横がテントというのがいちばん理想的ですが、一般のキャンプサイトでは、まず望めません。なるべくキャンプサイトの近くに車が止められるのが理想的です。
トイレや炊事場、お風呂、シャワー、または調理器具のレンタルなどの設備はキャンプ場によってまちまちです。
あらかじめ自分のキャンプ・プランにあった設備のあるところにしましょう。また管理人や電話の有無やなどもあらかじめ調べておきましょう。
せっかくキャンプに来たのに雨では台無し、キャンプサイト周辺の天気は行く前に必ずチェックしておきましょう。出来れば全国版の天気予報ではなく、キャンプサイトの地域の天気予報を確認しときましょう。(キャンプサイトのエリアの市外局番+177)
キャンプで出たゴミは基本的に必ず持ち帰るようにしましょう。
キャンプ場の場合はそのキャンプ場の指示にしたがって、ゴミを処理しましょう。キャンプ場によっては、ゴミの分別を積極的に行っているところがあり、可燃物、不燃物、ビン、カン、ペットボトル、生ゴミなど、細かく分別し処理している。
また帰りがけに、コンビニやサービスエリアのゴミ箱にそのまま捨てて帰る人もいるが、これは絶対にやめましょう。