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プレイボーティングとはいわゆる一体成形のカヤック(ポリエチレン製、コンポジット製)で川のいろいろなロケーションでプレイすることです・・・。
「プレイって何・・・?」と思われるかもしれませんが、解りやすい例えで言うと、海でやっているサーフィンなどがこれに近いと思います。サーフィンの場合は波に乗っていろいろなトリック(技)をしますよね。
例えば「カットバック」や「ターン」など。
カヤックのプレイボーティングおいても同様で川に存在するいろいろなスポットと呼ばれるところで、川の流れを使ってプレイします。もちろんカヤックのサーフィンもあります。
最近ではこれが競技化され、日本各地の川で、大会なども頻繁におこなわれるようになりました。
またカヤック製造メーカーもこのプレイボーティングに向けたモデルもたくさん出しています。
プレイボーティングは決して上級者のみのものではありませんが、それ相応のスキルが必要になるのは必然です。そしてその中でもいろいろなスタイルがあります。
このスタイルでプレイボーティングしている人が一番多いようです。川には多かれ少なかれ、いろいろなスポットが存在しています。
前章で紹介した「ホール」「ウェーブ」「ドロップ」などがこれにあたります。初心者にとっては障害物だったのを使って遊ぶというのが、プレイボーティングと考えていただいてもいいと思います。
例えばホールなどは強い返し波があり、カヤックを止めてしまう性質があります。この性質を利用してホールの中にカヤックを漕ぎ入れて、スピンやカートウィールといった技を繰り出して遊ぶのがプレイボーティングです。もちろんロールは必須条件になります。
そしてそのスポットの性質を理解する(危なくないか?すぐに出られるか?)など、そのスポットの性質を見抜くことも必要になってきます。
いわゆる流れがほとんどない所のことです。
川幅も広く、勾配もなく、水深もわりと深いところ。ダウンリバーの際に必ず現れるトロ場ですが、最近のフリースタイルカヤックでは静水でもプレイすることが可能なのです。
川床の落差や流れのさまざまな要因によってできる三角形の波です。海の波のように移動していかず、ずっと同じ場所にあります。
ウェーブの構造としてはボトム、フェイス、トップ(下図参照)にわかれ、カヤックでサーフィンをする場合はフェイスで行います。近年フリースタイルの世界はウェーブを使ったプレイに人気が高まってきています。
川床の落差によってできる、小さい滝のようなところです。ホールのように強烈な巻き返し波はないものの、下に潜り込んでゆく水の引き込みのパワーはとても強いです。ホールがない川でも、このドロップは結構あったりします。また増水すると、ホールやウェーブに姿を変えたりします。
川床の落差や流れのさまざまな要因によってできるストッパーです。
ホールの構造としては 「ボトム」、「フェイス」、「トップ」、「バックウォッシュ」、「ボイルライン」(下図参照)にわかれ、もっともキープ力の強いボトム部分はカヤックなどを完全に止めてしまいます。
フリースタイルの世界ではこのホールを使ってさまざまプレイをしています。