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私はここ十数年カヤックをやってきました。
これまでにいろいろな体験をして、またいろいろな人たちと会ってきました。
そしてこれらの経験から知り得た体験や失敗などの情報を何とかこれからカヌー、カヤックを始める皆さんにお伝えしようと思いました。
カヌー、カヤックを始めるにあたって基本的なルールとマナーについてお話したいと思います。
ゴチャゴチャと説教じみたことは言うつもりはありませんが、一人ひとりがルールとマナーを守ることにより、もっとカヌー、カヤックへの理解が深まることを願います。
カヌー、カヤックは自然の川・海・湖で遊ぶものです。ですから当然のこととして「これらを汚すのはやめましょう」もちろん出たゴミなどはキチンと持ち帰りましょう。
自然に対して常に謙虚な心で接しましょう。
カヌー、カヤックは常に自然相手の遊びです。ですからいつも自然に対して常に謙虚な心でいましょう。
人間の力は自然の前では無に等しいです。
カヤックの初心者~上級者にかかわらず言えることなのですが、無理なスケジュールを組んだり、体調が悪いのにカヌーをしたりすることは常にリスクがつきまといます。
余裕のあるスケジュールと万全な体調でのぞみましょう。
川下り中に困っている人がいたら、極力力を貸してあげましょう。
カヌー、カヤックのアウトドアスポーツは自然相手のスポーツです。思わぬ局面に出会い困る場合も出てくるものです。そんなときは迷わず、同じカヤッカー同士です。極力力を貸してあげましょう。
川によっては、遊船、筏などの観光船を運行をしている川がいくつかあります。
特に夏場のシーズンはこれらの運行が多くなり、頻繁に川を行き来するということになります。とにかく遊船、筏などの船が来たら、エディに入るなどしてやりすごしましょう。特にジェット船などの大型の船は通るだけで、大波がたち、カヤックが引っくり返されることがありますので注意しましょう。
例えば皆さんの家の前の道路に他人の車がいきなり駐車されていたら、いやな気分ですよね。
もちろん道路はみんなのものです。誰に遠慮がいる!そう言ってしまえばそれまでですが、日ごろ慣れ親しんでいるスポットに、言い方は悪いのですが、よそ者が来て我が物顔でスポットを使用している・・・。こんな状態ではローカル(地元のカヤッカー)の人たちは決していい顔はしません。もちろん川はみんなのものです。しかし「ローカルパドラーに先を譲る・配慮をする・・・。」くらいの精神が絶対的に必要なのです。そうすることにより、お互いが気持ちよくスポットを共有出来るようにコチラが努力すべきことなのです。
被害が出た地域でのパドリングは差し控えましょう。河川の氾濫などで、被害が出た地域でのパドリングは絶対にやめましょう。倫理の問題として、あなたがよくても実際に洪水で家を失った人の前で遊ぶ、ということを考えてみてください。災害時からしばらくの間は、その川でのパドリングは差し控えましょう。
私の場合はカヌー、カヤックでの遠征先では必ず食事をし、温泉に入りといった小額な貢献でしたが、何から何まで、こっちで用意していって、遠征先では1円も使わない・・・。もちろん人それぞれでいいのかもしれませんが、気持ちの問題としてどうでしょうか?また、カヌースクールや自然をテーマしているスクールを主宰されている方々も同じことが言えるのではないでしょうか。そこの自然でお金を儲けさせてもらっているのに、地元ではお金を一切使わない。これでは締め出しを食っても文句がいえませんよね。
田舎だから車をどこへ止めてもいいわけではありません。この辺も地元の人たちとのトラブルの原因になっています。出来ることなら、あらかじめ情報を集めるなどして、駐車するようにしましょう。
以前にカヤックで川を下っていて、釣り師の方に怒鳴られた経験があります。
釣り師の方々は入川料(釣りをするためにその川の管轄漁協に支払うお金)を払って釣りをされています。当然その釣りを邪魔するような行為、カヤックで自分の前を通るようなことには腹が立つのでしょう。釣り師がいたら、「通ります!」と一声かけて、出来ることなら釣り師の後ろ側を通るのがマナーだと思います。
また6月頃になると各地の川で鮎釣りが解禁といなります。当然その時期は鮎釣り師で川はいっぱいになります。その時期のダウンリバーは控えたほうがよいでしょう。
また川によってはその時期でも釣り師がまったくいない川もあります。川のロケーションや遊船などが運行している川は、比較的釣り師が少ないというのもあります。あらかじめそれらの情報集めておき、釣り師とのトラブルは極力避けるようにしましょう。
カヤックが終わって、冷えた体を温めたくなるのは当然ですね。
温泉に入りたくなります。しかし、田舎の温泉は結構山奥にあることがあり、なかなか見つからなかったという経験が今まで何度かありました。この場合、あらかじめ、だいたいの場所などを前もって調べておきましょう。帰りの道すがら探すとういのは結構見つからないものです。
参考:「温泉ナビドットネット」
キャンプ場がある場合は問題はありませんが、ない場合はどこでキャンプをすればいいのでしょうか。あらかじめネットやその他の情報を集めておかないと後で苦労することになります。
特に泊まりのダウンリバーの場合は、現場に着いたら先にキャンプする場所の確認をしましょう。
参考:キャンプ場ガイド