現在のページ : ホーム » カヤックに乗ってみよう! » フリースタイル編 » ドロップで遊ぼう!
ドロップとは川床の落差によってできる、小さい滝のようなところです。
ホールの様な大きなバックウォッシュ(巻返し波)がない分、川底に行く流れの力が強いのが特徴です。
その流れのパワーを利用してさまざまなバーティカル系のトリック(技)が面白いほどきまります。
エンダーは現在フリースタイル大会においては、もうほとんど行われなくなってしまいました。なぜなのか?得点にならないからです・・・。
それに今のフリースタイルカヤックは形状的に別に流れがなくても、カヤックをバーティカルさせるだけのスペックを備えているからです。しかしながらです・・・。ドロップでミドルクラスのカヤックで飛ばすビックエンダーは、今になっても結構面白いものです。
まずドロップにゆっくりと近づきます。このときカヤックのバウをドロップに対し直角にします。
ドロップの流れにカヤックのバウを差し込むと同時に左のブレードで自分のお尻の真横より少し後ろ側にブレイスをかけ、前傾姿勢をとります。
バウが水圧を受けドロップの底に引き込まれます。
そしてドロップの水圧の引込力を超えた時にカヤックが跳ね上がります。足で踏ん張りカヤックを押し下げることにより、カヤックが下に沈み込み、その反動(浮力)でカヤックが跳ね上がります。
このムーブも私が最も得意とするムーブで、これまでにいろいろなドロップで行ってきました。
まずエンダーをした同時にプッシュしたブレードで支点をつくり、横方向にひねりを加えてカヤックを回転させる技です。見た目にもカヤックがポップアップ(水上に飛び出すこと)した際にクルクルと横方向にカヤックが回転して超カッコいいです~。
エンダーのときと同じようにバウを直角にドロップに差し込みます。同時に左のブレードで自分のお尻の真横より少し後ろ側にブレイスをかけ、前傾姿勢をとります。バウが水圧を受けドロップの底に引き込まれます。そしてドロップの水圧の引込力を超えた時にカヤックが跳ね上がろうとします。ここまではエンダーの動きと全く同じです。ここからが少し違ってきます。バウが水圧で飛び出す寸前に、ブレイスしておいたパドルを少し前に押す感じで、回ろうとする方向へひねりを加えます。同時に顔も回ろうとする方向へ向けます。問題なのが、いつこの動きをするかということですが、水から完全にカヤックが飛び出した後に、これらの動きをしてもカヤックは回りません。カヤックのバウがまだ水中にあるうちにすることがポイントです。
家などにある回転椅子に座ってみてください。パドルを持ってイメージして回してみましょう。